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クリニックブログの記事一覧

お茶の水血管外科クリニック院長の広川雅之先生が当院に立ち寄ってくださいました

2022.11.19 クリニックブログ

お茶の水血管外科クリニック院長の広川雅之先生がお仕事で福岡に来られた際に、薬院血管外科クリニックに立ち寄ってくださいました。

広川先生は“下肢静脈瘤に対する血管内焼灼術のガイドライン”の作成委員長として携わっておられるだけでなく、2022年7月には第42回日本静脈学会総会を会長として開催され、日本の静脈学を牽引する先生のお一人になります。

私が勤務医時代、約10年前にお茶の水血管外科クリニックの施設見学を快く受け入れていただき、私の下肢静脈瘤に対する知見が大きく変わりました。

“福岡にも下肢静脈瘤治療に特化したクリニックを開設したい”と強烈に思った事を昨日のように思い出します。

広川先生に教わった事を忘れる事なく、薬院血管外科クリニックは“正確な診断”と“最善の治療”を心がけて医療に邁進していこうと改めて刺激を受けました。

2022年4月よりホームページを新しくリニューアルしました

2022.05.06 クリニックブログ

下肢静脈瘤にお悩みの皆様に、少しでも下肢静脈瘤に関する情報をわかりやすく提供することを目的としてのリニューアルですが、ホームページに関してわかりにくい点や下肢静脈瘤の情報について具体的に知りたい内容などあれば、お電話やお問い合わせフォームなどでの御相談をお待ちしております。

全ての下肢静脈瘤の患者様に治療が必要なわけではありませんが、手術による治療を必要とする患者様も一定の割合で存在します。
内服による治療ではなく、手術である以上、手術の内容は個々の患者さまにより全て異なり、術後の成績は手術を行う医師の技術や知識、経験によって影響を受けます。

「薬院血管外科クリニック」では手術件数5000件を超える院長が自ら検査を行い、個々の患者様に適した治療を提案することを心がけております。

下肢静脈瘤の治療に携わる医師として、これからも下肢静脈瘤治療に特化し続けることにより技術や知識、経験を向上させ続け、患者様や医療機関からも信頼される医療を提供していく所存です。どうぞよろしくお願いいたします。

よくある質問(下肢静脈瘤を放っておくとどうなりますか?)

2021.11.28 クリニックブログ

放っておいても直接命に関わるようなことはありません。
また、脳に血栓が飛んでしまう事も、足を切断しなければならなくなることもありません。

ただ自然に治ることはないため少しずつ悪化していきます、悪化のスピードには個人差がありますが、足のこぶはだんだん大きくなり、皮膚に茶色い色素が沈着するようになり、虫に刺されたようなちょっとした傷がなかなか治らないといった経過をたどり最終的に皮膚に穴が開く(皮膚潰瘍)場合もありますが、全ての人がそうなるわけではありません。

また経過中に、静脈瘤の中で血が固まって血栓を形成し、今まで何ともなかったのに急に痛みが出てくることもあります。
できればこういった皮膚潰瘍や血栓を形成する前に治療を行うことをお勧めします。

セカンドオピニオン目的に受診される方が増えています

2021.07.25 クリニックブログ

「手術を急ぐように説明を受けた」

「両足とも手術しておいたほうがいいと言われた」

「治療の説明が納得できない」

などの相談目的で受診される方が最近増えていますが、実際に診察をしてみると手術適応がない患者様もいらっしゃいます。

令和2年1月10日に日本静脈学会から下肢静脈瘤の不適切治療についての声明が出されており、不適切な下肢静脈瘤治療を行う施設が存在するようです。
原則として下肢静脈瘤の手術を急いで決める必要はありません。ましてや治療適応のない足に手術を行ってはいけません。

当院ではガイドラインに沿って手術が必要かどうか納得いくまで話し合うことを大切にしております。そのことが下肢静脈瘤手術成績の向上につながり、結果として大学病院や市中病院の血管外科の先生からも手術や手術指導を依頼される現状にもつながっています。下肢静脈瘤は良性の病気ですが、日々病状が進行していく病気でもあります、下肢静脈瘤でお悩みの方はお気軽にご相談ください。

コロナワクチン接種と下肢静脈瘤治療の治療時期について

2021.06.15 クリニックブログ

コロナワクチン 接種環境の変化に伴い下肢静脈瘤関連の質問を多くいただくようになりました。

新型コロナワクチンの場合、リスクに関する正確な情報は多く存在せず、個別の案件で判断していくのが現状となっており、当院では以下の通り考えております。

  • 「下肢静脈瘤がある状態でコロナワクチンを接種して良いか?」
    現状ではワクチン接種禁止事項に下肢静脈瘤は含まれませんので、下肢静脈瘤が存在する状況でコロナワクチンを接種することは問題ないと考えます。
  • 「コロナワクチンの前後に下肢静脈瘤の手術をして良いか?」
    当院ではワクチンを使用する目的と有効性を考慮し、個々の症例に合わせてご一緒に判断して行きたいと考えております。

ワクチンの目的

新型コロナウイルス感染症の発症を予防し、死亡者や重症者の発 生をできる限り減らし、結果として新型コロナウイルス感染症のまん延の防止を図る。(首相官邸)

ワクチンの有効性

新型コロナウイルス感染症の発症を予防します。ワクチンを受けた人が受けていない人よりも、新型コロナウイルス感染症を発症した人が少ないということが分かっています。(発症予防効果は約95%と報告されています。)  なお、本ワクチンの接種で十分な免疫ができるのは、2回目の接種を受けてから7日程度経って以降とされています。現時点では感染予防効果は十分には明らかになっていません。ワクチン接種にかかわらず、適切な感染防止策を行う必要があります。(厚生労働省)

結論から申しますと、原則として下肢静脈瘤治療に緊急性はありません、現時点で優先すべきは新型コロナウイルス感染症による重症者や死亡者の数を減らし、結果として新型コロナウイルス感染症のまん延を防止することです。 ワクチンを近接時期に接種できる予定の方は体調を整えワクチン接種を優先することをお勧めしています。
3週間後に2回目のワクチンを受け、明らかな副反応が無いのを確認してから下肢静脈瘤の診療を検討してはいかがでしょうか?

ただ、現実として下肢静脈瘤に起因した表在静脈血栓症を合併し、結果として予定していたコロナワクチン接種が延期となった患者様がこの1ヶ月で2名ほどいらっしゃいました。
ワクチン接種予定が未定であり下肢静脈瘤でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
下肢静脈瘤に対する治療が必要な場合は個々の患者様と話し合いながら適切な方法を検討させていただきます。
下肢静脈瘤手術をワクチン接種よりも先に行なった場合、術後1週間の診察において何も問題がなければワクチン接種は可能とされています。